畑から始めて鍬でコンクリートのような畑を掘り起こし、とても六枚の畑を耕すのには無理だと気付き手押しの耕運機を購入。次が雑草を鎌で手作業伐採していましたが、これも一町の耕作放棄の田んぼと畑六枚刈り取るのは無理と仮払い機を購入。一万円、二万円と、出費をカウントしていましたが拉致あかん💢と、農機具の購入が進みます。トラクター、バインダー、草刈りハンマー、ドライブハロー、ハーバスター、次々と買い増していくに従い、あっという間の100万円越え💯、そして、田んぼの周りの用水路をシャベルで掘ると、冗談のようなことを本気で言われましたが半農半Xの私には時間が限られており⏰無理💢、ここでも手作業無理と早い段階に踏ん切り、中古のユンボを購入します。1年近く経った今、思うに、この判断は間違いでなく、もし、お金と時間を節約して、未だに用水路が掘らずに田んぼの水の出し入れができていなければ、稲作なんぞ夢のまた夢でした。そうこうしているうちに、大勢でのシェア田んぼを始めるにあたり、人数分の鎌や、古民家内での座学のための共有スペースの確保、水洗トイレの整備や雨漏り補修、農機具収納の納屋雨漏り補修、矢継ぎ早に続き、あっという間に500万円から1,000万円へと出費が嵩んでいきます。
でも、いちいち、一万円、二万円と数えていたら異業種やりながら、ゼロスタートの農業なんぞ、始められなかったと思うし、麹屋メーカーの川口さんの言葉が今でも滲みますが、「なんでもタダでくれ、とか、たいした金額でもないのに高いの安いの、せこく貸してくれとか、頂戴とか、そんな奴は農業になんか向かない、むしろ、やめた方が良い」と言われましたが、本当にそう思います。初期投資は必要だし、たとえNPOや国の融資受けて就農したところで、限られた資金が底をついたら、田畑の耕作は、出来なくなります。それが現代の農業だと肝に銘じたことでもあります。
だから大事に、修理も、気をつけて、大事に、することが大切なんです。








